「あれはストライク」投手も指揮官も天仰ぐ“疑惑”の判定 直後に大量失点し敗戦

レッドソックスのネイサン・イオバルディ【写真:Getty Images】
レッドソックスのネイサン・イオバルディ【写真:Getty Images】

アストロズが9回に7得点、その直前に疑惑のボールが

■アストロズ 9ー2 Rソックス(リーグ優勝決定シリーズ・日本時間20日・ボストン)

 アストロズとレッドソックスが戦うア・リーグ優勝決定シリーズで、何とも微妙な判定が勝敗を分けたとして疑問の声が上がっている。19日(日本時間20日)にボストンで行われた第4戦は、2-2で迎えた9回にアストロズが7点を挙げ勝利した。ただこの大量得点の直前となる2死一、二塁、2ストライク1ボールからのボール判定が疑惑の対象だ。

 レッドソックスのイオバルディが投じた80マイル(約128.7キロ)のスライダーは、左打者カストロの外角一杯に決まったようにも見え、三振と確信した投手はマウンドを降りかけている。これがボールと判定され2球後、カストロは中前に勝ち越し適時打を放った。何かが壊れたかのように、レッドソックスは大量失点した。

 ボストンの地元メディア「マスライブ」は、「あれはストライクだと思った。外角のコーナーにいい球を投げられたように感じたが、思うようにいかなかった」というイオバルディのコメントを紹介。さらにコーラ監督も「多くの人があれはストライクだと思った」と話している。

 ただ、判定による有利不利は野球の一部。コーラ監督もそれは心得ているようで「あれがストライクだったら、あらゆることが変わっていた」とコメントする一方「私たちはそれより前にチャンスがあった。アストロズはブルペンが素晴らしい仕事をしていた。私たちは十分な攻撃ができなかった」と先に勝ち越し点を奪えなかったことを敗因に挙げた。シリーズは2勝2敗。なんとも微妙な1球は、第5戦以降にどのような影響をもたらすだろうか。

【動画を見る】なんとも微妙な判定が勝敗を分けた この1球がストライクなら同点のまま9回裏へ…

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