鷹・長谷川勇也、現役最後の打席は一ゴロ　執念ヘッスラ、直後に甲斐2ランで号泣

7回1死二塁のチャンスで一ゴロに倒れるも、ヘッスラにスタンド大拍手

■ソフトバンク ー 日本ハム（21日・PayPayドーム）

　今季で現役を引退するソフトバンクの長谷川勇也外野手が21日、本拠地での日本ハム戦で現役ラストゲームに臨んだ。7回1死二塁で代打で登場し、現役最終打席は一ゴロだった。

　同点で迎えた7回。先頭のデスパイネが右前安打で出塁。続く中村晃が犠打を決めて走者を進めると、1死二塁のチャンスで代打の切り札として長谷川の名前がコールされた。惜しくも一ゴロに倒れたものの、一塁ベースへ執念のヘッドスライディング。スタンドのファンからは大きな拍手が送られた。

　本人の意向もあり、チーム状況によっては試合に出場しない可能性もあったこの試合。勝負どころでの登場で、現役最後の打席を終えた。この長谷川の執念に応えるように、続く甲斐が左翼スタンドへと飛び込む12号2ラン。この一発に長谷川は号泣。ベンチへ戻ってきた甲斐も目を潤ませていた。