ドラフトで7人指名し、楽天の支配下枠は現状75人 5人以上の戦力整理が必要に

ドラフト1位の昌平・吉野創士(左)と楽天・藤田一也【写真:川村虎大、荒川祐史】
ドラフト1位の昌平・吉野創士(左)と楽天・藤田一也【写真:川村虎大、荒川祐史】

楽天が戦力外を通告したのは現状で藤田一也のみ

 今月11日に行われた「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」では支配下で計77選手が12球団から指名を受けた。一方で、第1次戦力外通告期間が進み、各球団が来季に向けた戦力整理を進めている。ここでは各球団のドラフト指名人数、現時点での支配下登録数を検証する。

 今回は石井一久GMが監督を兼務して上位争いを繰り広げた楽天だ。ドラフト会議では支配下7選手、育成3選手を指名。1巡目では昌平高のスラッガー、吉野創士外野手を一本釣りし、2位は愛知大の安田悠馬捕手、3位は三島南高の前田銀治外野手と、強打の野手を相次いで指名した。

 一方で球団は、2013年の日本一に貢献した39歳の藤田一也内野手に戦力外を通告した。2012年にDeNAからトレード加入した藤田はベストナイン2度、ゴールデングラブ賞を3度受賞。しかし、今季は1軍出場機会がなかった。

 楽天は今季、支配下選手69人で開幕。5月にアダム・コンリー投手を自由契約とし、7月に炭谷銀仁朗捕手を巨人から金銭トレードで獲得した。藤田の戦力外とドラフトで7増1減となり、現状では75人と上限を超えている。今後、支配下で5人以上が戦力整理されそうだ。
 
○楽天(支配下69人)

・戦力外
藤田一也内野手

・ドラフト
1 吉野創士外野手(昌平高)
2 安田悠馬捕手(愛知大)
3 前田銀治外野手(三島南高)
4 泰勝利投手(神村学園高)
5 松井友飛投手(金沢学院大)
6 西垣雅矢投手(早大)
7 吉川雄大投手(JFE西日本)

(Full-Count編集部)

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