阪神、4連勝で“隠れM3” 伊藤将54年ぶり快挙、佐藤輝66日ぶり弾で26日にもV

阪神・佐藤輝明【写真:荒川祐史】
阪神・佐藤輝明【写真:荒川祐史】

6回途中1失点の伊藤将は1967年の江夏豊以来となる新人左腕2桁勝利を達成

■阪神 7ー2 広島(24日・マツダスタジアム)

 阪神は24日、敵地マツダスタジアムでの広島戦に7-2で快勝した。2回にドラフト1位ルーキー佐藤輝が66日ぶりの本塁打となる24号3ランを放って先制。同2位の伊藤将が6回途中1失点の好投で10勝目をあげ、球団史上7人目となる新人2桁勝利を達成した。

 待望の一発が、逆転でのリーグ優勝を目指す阪神を勢いに乗せた。2回、木浪、ロハス・ジュニアの連打で1死一、三塁のチャンスを作ると、打席には佐藤輝。青柳と最多勝を争う広島先発・九里が投じた1ボール2ストライクからの5球目、内角高めの真っ直ぐを捉えると打球は右翼スタンド上段へ。右翼の鈴木誠が一歩も動かない完璧なアーチで3点を先行した。佐藤輝の本塁打は8月19日のDeNA戦以来、66日ぶりとなった。

 このリードを伊藤将が守った。新人左腕は2回に坂倉にソロ本塁打を許したものの、3回以降は広島打線を1安打に抑える好投。6回2死一塁で降板となったものの、リリーフ陣もリードを守った。左腕は今季10勝目をマークし、球団7人目の新人での2桁勝利を達成。新人左腕に限れば、1967年の江夏豊以来、54年ぶり2人目の快挙となった。

 ヤクルトと熾烈な優勝争いを繰り広げる阪神は、2つの引き分けを挟んで4連勝となり“隠れマジック3”に。ヤクルトがナイトゲームの巨人戦と、26日のDeNA戦に連敗し、阪神が今季最終戦となる26日の中日戦に勝てば、逆転での16年ぶりリーグ優勝が決まる。

(Full-Count編集部)

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