中日・山井は20年、巨人・亀井は17年で幕 在籍10年以上の生え抜き選手が多い球団は?

ソフトバンク・明石健志、西武・中村剛也、巨人・坂本勇人(左から)【写真:藤浦一都、荒川祐史】
ソフトバンク・明石健志、西武・中村剛也、巨人・坂本勇人(左から)【写真:藤浦一都、荒川祐史】

鷹は在籍18年の明石ら12球団最多の13人、西武栗山&中村は20年目を終える

 2021年のペナントレースも大詰めを迎え、既に16選手が今季限りでの現役引退を発表している。中日・山井大介投手、ヤクルト雄平外野手、巨人・亀井善行外野手ら、長きにわたって同一球団でプレーを続けてユニホームを脱ぐ選手も多い。ここでは10年以上1球団のみでプレーする現役選手を紹介する(育成契約期間も含む)。

 入団から引退まで同じチームで10年間以上プレーした選手で、今季限りで現役引退するのはここまで8選手。山井の20年、雄平の19年、亀井の17年と続く。さらに中日・藤井淳志外野手と阪神・岩田稔投手が16年、ソフトバンク長谷川勇也外野手が15年、阪神・俊介外野手が12年、日本ハム斎藤佑樹投手は11年間プレーした。

 キャリア10年以上の生え抜き選手が最も多いのはソフトバンクで13人。明石健志内野手は18年目、松田宣浩内野手は16年目、千賀滉大投手、甲斐拓也捕手、柳田悠岐外野手は11年目のシーズンだった。ロッテでは15年目の角中勝也外野手、14年目の唐川侑己投手ら8選手、オリックスはT-岡田外野手ら6選手がいる。

 西武では栗山巧外野手、中村剛也内野手がいずれも今季20年目。栗山は通算2000安打に到達し、中村は通算本塁打で長嶋茂雄氏の444本に迫っている。楽天は岡島豪郎、島内宏明両外野手が働き盛りの10年目、日本ハムでは西川遥輝外野手が11年目、近藤健介外野手が10年目だ。

〇キャリア10年以上の生え抜き選手
・ソフトバンク(13人):岩嵜(14年)、武田(10年)、千賀(11年)、嘉弥真(10年)、高谷(15年)、甲斐(11年)、松田(16年)、今宮(12年)、明石(18年)、牧原大(11年)、中村晃(14年)、柳田(11年)、釜元(10年)
・ロッテ(8人):唐川(14年)、西野(13年)、南(11年)、益田(10年)、大嶺(15年)、江村(11年)、荻野(12年)、角中(15年)
・西武(6人):十亀(10年)、武隈(14年)、駒月(10年)、中村(20年)、栗山(20年)、熊代(11年)
・楽天(6人):塩見(11年)、釜田(10年)、辛島(13年)銀次(16年)、岡島(10年)、島内(10年)
・日本ハム(7人):上沢(10年)、宮西(14年)、杉谷(13年)、中島(13年)、西川(11年)、近藤(10年)、松本(10年)
・オリックス(6人):比嘉(12年)、海田(10年)、山田(12年)、安達(10年)、後藤(11年)、T-岡田(16年)

巨人・坂本は15年目、広島は3人のベテラン捕手を擁する

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