燕OBが明かすV戦士の素顔 山田は「守備うまい」、高橋奎二は「バブバブちゃん」

元ヤクルトの今浪隆博氏【写真:荒川祐史】
元ヤクルトの今浪隆博氏【写真:荒川祐史】

次世代エースの凄さ「一番は国民的アイドルとの結婚でしょう」

 今浪氏にとって、特に思い入れの深い選手が高橋奎二投手だ。平安高の後輩にあたり、入団1年目から成長を見守ってきた。プロ6年目で次世代のエース候補となったが「能力が素晴らしいからまだまだ伸びる。フルシーズン投げられればもっと凄くなる」と求めるものは大きい。今年、何よりも驚いたのは年始に飛び込んできたビッグニュースだった。「奎二の凄さは投げっぷりの良さと、球の勢い。でもね、一番は国民的アイドルとの結婚でしょう」と“今浪節”で幸せなプライベートにもお祝いの言葉を送った。

 高橋は今年1月に元AKB48の板野友美さんと結婚し、10月に第1子となる女児の誕生を報告した。母校の原田英彦監督から「バブバブちゃん」と呼ばれる“赤ちゃんキャラ”も、父となった。「バブバブちゃんがパパだから月日が経つのは早いわ」と感慨深げな今浪氏は「必ず結果はチェックしているし、応援している。明大の後輩の星選手、吉田大成選手もですが、これからの活躍が楽しみです」と期待を寄せた。

 打撃が注目されがちなチームだが、今季はチーム防御率、失点数がいずれもリーグ3位と投手陣も奮闘。特に救援陣の踏ん張りが目立ち「後ろにいい投手が3、4人いるとチームとしての安心感が全然違う。投打がいい噛み合い方をしていて、この優勝は納得の結果」とうなずいた。

 現在スポーツメンタルコーチとしてアスリートをサポートする傍ら、軟式野球チーム「ゴリラクリニックベースボール」で監督を務める今浪氏は、今秋の全国大会で4強入りを果たした。日本一には“2歩”届かなかったが、秋の楽しみは広がった。「ヤクルトの日本一を見たいですね。応援しています」。2015年には届かなかった頂点を目指して戦う後輩たちを、温かく見守っている。

(Full-Count編集部)

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