MVP争いは“サプライズ”なし? オリックス&ヤクルトの“ど本命”で決着か

ヤクルト・村上宗隆(左)とオリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】
ヤクルト・村上宗隆(左)とオリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】

オリックスは山本、ヤクルトは村上がMVPの大本命

 パ・リーグは27日、オリックスが25年ぶりのリーグ優勝を決めた。セ・リーグのヤクルトを含め両リーグの王者が決まったことで、注目が集まるのがシーズンMVP争い。ただ、今季に関してはオリックス、ヤクルト共に“ど本命”がおり、すんなりと選出されそうな雰囲気だ。

 パ・リーグを25年ぶりに制したオリックスでは、エースの山本由伸投手がMVPとして選ばれることが確実だろう。ここまで26試合に投げ、15連勝を含む18勝5敗、防御率1.39と圧倒的な成績を残した。奪三振、勝率、完封数などもリーグトップで“投手5冠”も確実だ。

“対抗”を挙げるとすれば、同じオリックスの吉田正尚外野手、杉本裕太郎外野手の2人か。吉田正は打率.339で首位打者は確実。杉本も32本塁打で自身初となる本塁打王が濃厚となっている。打線を牽引した2人の貢献度は高いが、やはり山本へ票が多く集まるだろう。

 ヤクルトの“大本命”は主砲の村上宗隆内野手。ここまで打率.283、リーグトップタイの39本塁打、同2位の112打点と輝かしい成績を残す。まだ2試合を残しており、2冠王の可能性もある。

 投手陣で見れば、候補になるのはセットアッパーの清水昇投手か。チーム最多の72試合に登板し、プロ野球新記録となる50ホールドをマークして大車輪の活躍を見せた。また、打率.272、34本塁打101打点の山田哲人内野手、66試合に登板して3勝2敗31セーブ14ホールドを記録したスコット・マクガフ投手も高い貢献を見せていた。

(Full-Count編集部)

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