王や清原、松井の4年目までより凄い 初本塁打王の燕・村上、驚異の量産ペース

松井は7年目に初の40本台、キング争う鈴木誠と岡本和は4年目に開花

 日米通算507本の松井秀喜は星稜高から1992年ドラフト1位で巨人に入団。1年目から11→20→22→38と積み上げた。初タイトルは6年目の1998年で34本、翌1999年に初の40本台(42本)に到達した。NPB9年で通算332発、MLBで175発を記録した。

 現役最多の442本塁打を放っている中村剛也は大阪桐蔭高から2001年ドラフト2巡目で西武入団。1年目は出場機会がなく2年目から0→2→22本塁打。7年目の2008年に46本塁打で初タイトルを手にした。村上の同僚である山田哲人は履正社高から2010年ドラフト1位で入団し、2年目から1→3→29本塁打。5年目の2015年に38本でキングになった。

 今季、最後まで本塁打王を争った鈴木誠也は二松学舎大付高から2012年ドラフト2位で広島入団。0→1→5本と推移し、4年目の2016年に29本塁打をマークした。岡本和真は智弁学園から2014年ドラフト1位で巨人に入団。1→0→0本と3年目までは苦しみ、4年目の2018年に33本とブレーク。今季は2年連続で本塁打王と打点王の2冠に輝いた。

 光星学院高から2006年高校生ドラフト1巡目入団の巨人・坂本勇人は0→8→18→31本。大阪桐蔭高から2007年高校生ドラフト1巡目で日本ハム入団の巨人・中田翔は2年目から0→9→18本。横浜高から2009年ドラフト1位で横浜(現DeNA)入団のパイレーツ・筒香嘉智は1→8→10→1本。村上がいかに早くプロの水に慣れたかが分かる。

(Full-Count編集部)

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