捕手の投手起用、打順1日ずらし案…栗山監督の“奇策”、実現せず「本当に悔しい」

いまだ新たな戦術を求めて頭をフル回転「昨日も夜ずっとノートを…」

 二刀流の生みの親は、球団への最後の提案として“二刀流枠”の創設を呼びかけた。「内野手、外野手があって、来年から二刀流という枠も作ってくれって、球団には言って辞めようと思っています。2つやることによって生きる選手がいます。そのことをもっとみんな考えた方が良いし、昔の大選手でも二刀流をできた人が絶対にいたはず。それを見落としてたことを僕らは反省しないといけない。今からでも、絶対どこかにいるはずですし、探したい」と語った。

 10年間の監督生活を終えても、頭の中はいまだに新たな戦術を求めてフル回転している。「昨日も夜ずっとノートを書いてました。監督をやっているとか、やってないとかではなくて、もっと野球を知りたいし、もっと選手たちを喜ばせてあげる方法を見つけてあげたいってだけなんです」。野球への情熱と教え子たちへの愛情は変わらない。

「このチームなら大丈夫。もっとみんながびっくりするような野球を新監督を含めてやってくれるはずなので。僕もそれを見ながら、こういうやり方があったか! と感じたいなと思います」と新庄剛志新監督がつくる新生ファイターズに期待した。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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