栗林&坂倉がブレーク、高卒3年目の小園&林が一本立ち 次々に台頭する若鯉たち

広島・小園海斗、林晃汰(左から)【写真:荒川祐史】
広島・小園海斗、林晃汰(左から)【写真:荒川祐史】

栗林らルーキー3投手が戦力に、高卒2年目の玉村は4勝をマーク

 2016年からセ・リーグ3連覇を飾った広島は今季63勝68敗12分で4位。3年連続Bクラスに甘んじた。しかし、ドラフト1位の栗林良吏投手が37セーブ、防御率0.86と圧倒的な成績を残し、高卒5年の坂倉将吾捕手がリーグ2位の打率.315をマークするなど、若い力の台頭が顕著だった。2016年から2020年ドラフトで指名した選手の活躍ぶりを検証する。

〇2016年指名:4位の坂倉が捕手で53試合、一塁で57試合に先発出場し、初めて規定打席に到達。打率.315で、同僚の鈴木誠也外野手らと首位打者を争った。2位の高橋昂也投手、3位の床田寛樹投手はともに15先発で5勝をマークした。

〇2017年指名:3位のケムナ誠投手は40試合登板で12ホールド。5位の遠藤淳志投手は今季2試合登板にとどまったが、昨年は先発として5勝を挙げている。

〇2018年指名:1位の小園海斗内野手は3年目にして遊撃の定位置を掴み、113試合出場、134安打、5本塁打をマーク。打率はリーグ8位の.298だった。3位の林晃汰内野手は102試合、95安打、10本塁打を記録。7位の羽月隆太郎内野手は39試合、育成1位の大盛穂外野手は56試合に出場した。2位の島内颯太郎投手は自己最多の51試合登板で15ホールドをマーク。3年目で多くの選手が戦力となった。

〇2019年指名:1位入団の森下暢仁投手は昨年の新人王で、今季も規定投球回をクリア。8勝7敗、リーグ4位の防御率2.98の成績を残した。2位入団の宇草孔基外野手は43試合出場で打率.291。1軍再昇格した10月以降は1番を任されることが多かった。5位入団の石原貴規捕手は60試合に出場。6位入団で20歳の玉村昇悟投手は17先発で4勝を挙げた。

〇2020年指名:1位の栗林は守護神として活躍し、新人最多タイの37セーブ。新人王候補の一番手だろう。2位の左腕・森浦大輔投手はチーム最多の54試合登板で17ホールド、3位の大道温貴投手は24試合登板で4勝をマークした。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY