鷹、新任6コーチが就任会見　長谷川1軍打撃コーチ「選手のために情熱を」

村上1軍打撃コーチ「今年に関しては大人しくなったのかな、と見えた」

　ソフトバンクは3日、新たに就任する小川史3軍監督、村上隆行1軍打撃コーチ、長谷川勇也1軍打撃コーチ、高谷裕亮2軍バッテリコーチ、中田賢一3軍投手コーチ、城所龍磨3軍打撃兼外野守備走塁コーチの就任会見を行った。

　なんと言っても注目されるのは今季で現役を引退し、即1軍打撃コーチに就任する長谷川コーチだろう。会見では「引退してコーチになって右も左もわからないですが、選手のために情熱を注いでいきたいと思います。（コーチのオファーは）非常に嬉しかったのもありますし、経験のないので不安もありましたけど、自分の姿を評価してもらってのコーチなので、今まで通りの姿でやって行けたら」と語った。

　また長谷川とともに、今季で現役を引退した高谷コーチも「しっかり若い選手と一緒に汗を流しながら成長できれば。僕も今季までは現役で、自分のためにやってきたことを、これからは若い選手のためにできることを、と考えると期待と不安が入り混じっている感じ。しっかり話をしてどうしたいのか、どこを伸ばしていきたいのか、しっかり聞いてですね、僕ができることを伝えていけたら」とコーチ像を膨らませた。

　3年ぶりにホークスに復帰することになった中田コーチは「主に育成選手を見ることになると思いますが、ともに勉強し。ともに成長し、1人でも多くの1軍選手を輩出できるように一緒にやっていこうと思います」と意気込み、引退後にジュニアの指導を行っていた城所コーチも「若い選手と一緒に対話しながら、戦力になる選手を育てられるように頑張ります」とコメントした。

　また、中日の打撃コーチからソフトバンクへと移ることになった村上コーチは「育成システムもしっかりしているし、素晴らしいチーム。元気があるチームだなと見ていましたが、今年に関しては大人しくなったのかな、と見えた。元気、熱さはあるので出していこうかな、と思っています」と、他球団から見た今季のソフトバンクの印象を口に。小川3軍監督は「いずれ一軍で活躍できる選手を1人でも多く育てたいと思っています」と話した。

（福谷佑介 / Yusuke Fukutani）