鷹・王貞治会長、ハム新庄監督誕生に「お客さん入るの嬉しい」「中身を良くしないと」

直接指導したソフトバンク・王貞治球団会長【写真:福谷佑介】
直接指導したソフトバンク・王貞治球団会長【写真:福谷佑介】

「興味だけで来てもらうだけじゃなくて、球場に足を運んで見たいと思うプレーを」

 ソフトバンクは4日、宮崎・生目の杜運動公園で秋季キャンプをスタートさせた。新たに「特別チームアドバイザー」の肩書きの付いた王貞治球団会長はグラウンドに姿を見せて、藤本博史新監督やコーチ陣と意見交換を行ったり、選手へのアドバイスを送ったりと精力的に動き回った。

 この日は日本ハムの新庄剛志新監督が就任会見を行った。ライバル球団に注目の指揮官が誕生し、プロ野球界が、パ・リーグが盛り上がることになりそうだが、新庄監督について問われた王会長は「確かにお客さんが入るのは嬉しいことですけどね、やっぱり中身を良くしないとね。ただの興味だけで来てもらうだけじゃなくて、野球そのもの、テレビよりも球場に足を運んで見たいと思うプレーをすることでお客さんが1人でも多く足を運んでもらえるようにしないと」と自身の考えを語った。

 ソフトバンクも工藤公康前監督が退任し、藤本博史新監督の下で新たに秋季キャンプをスタートさせた。王会長は「この世界は監督、コーチ、選手が入れ替わるのはやむを得ない。今度は2022年に向かって新しいスタートをみんな切っている。去年悪ければ今年、今年悪ければ来年と、過ぎたことはしょうがないですから、ホークスとしては新たなスタートで2022年、日本一を目指してやりたいですね」と語っていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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