投手4冠のオリ山本を超える貢献度示した右腕 セイバー指標で選ぶパ10月のMVP

日本ハム・近藤健介【写真:石川加奈子】
日本ハム・近藤健介【写真:石川加奈子】

日本ハム近藤はOPS.994、打率.351、2本塁打をマークした

【打者部門】

 打者評価として、平均的な打者が同じ打席数に立ったと仮定した場合よりも、どれだけその選手が得点を増やしたかを示す「wRAA」を用いる。

 各球団のwRAA上位3人は以下の通り。

○オリックス:杉本裕太郎3.67、T-岡田1.14、若月健矢0.78
○ロッテ:岡大海7.01、山口航輝2.97、荻野貴司2.92
○楽天:浅村栄斗5.81、山崎剛4.48、島内宏明4.10
○ソフトバンク:デスパイネ5.01、栗原陵矢4.56、中村晃4.28
○日本ハム:近藤健介9.18、宇佐見真吾3.22、高濱祐仁2.93
○西武:山川穂高6.22、中村剛也5.61、源田壮亮2.91

 月間でOPS1を超えた選手はおらず、0.9を超えたのも3人しかいない。

近藤健介:OPS0.994、打率.351、本塁打2
山川穂高:OPS0.975、打率.306、本塁打6
岡大海:OPS0.960、打率.302、本塁打3

 その中でもインパクトが強いのは、10月15日のソフトバンク戦で森唯斗投手から今季2本目のサヨナラ本塁打を放った岡大海だろう。ただセイバーメトリクスの指標から見て最もチームに貢献したと評価される選手は日本ハムの近藤健介である。もともと出塁率の高い選手ではあるが、今月は塁打数も44。盗塁も2と足でも貢献した。日本ハムの月間12勝に打撃面で貢献した近藤健介を10月の月間MVPに推薦する。

日本ハム・上沢は3試合登板で防御率1.74

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