13発の杉本、殊勲打連発のT-岡田、伏兵も… パ頂上決戦、ロッテに強いオリ選手は?

オリックス・杉本裕太郎【写真:荒川祐史】
オリックス・杉本裕太郎【写真:荒川祐史】

HRキングの杉本はロッテ戦で驚異の.430、13本塁打、OPS1.409

 セ、パ両リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージは10日に開幕。パ・リーグ覇者のオリックスは本拠地の京セラドームで、楽天とのファーストステージを1勝1分けで通過したロッテと激突する。両チームの今季対戦成績は10勝10敗5分けの五分。25年ぶり日本シリーズ進出へ、オリックスのキーマンは誰だろうか。レギュラーシーズンの成績から占う。

 今季本塁打王を獲得した杉本裕太郎外野手が同一リーグで最も打ちまくったのがロッテ戦だった。24試合で打率.430(86打数37安打)13本塁打23打点、0PS1.409という凄まじさ。京セラドームでの10試合では打率.421(38打数16安打)7本塁打11打点で、第1戦先発の石川歩投手に対しても打率.417(12打数5安打)3本塁打と相性がいい。全32本中、約40%のアーチを量産したロッテ戦で再び爆発するか。

 打率.339で2年連続首位打者に輝いた吉田正尚外野手はロッテ戦でも打率.343(67打数23安打)2本塁打8打点と気を吐いた。ただ、10月2日のソフトバンク戦で死球を受け右尺骨を骨折し、その後は治療に専念。CSに間に合うかは微妙だ。

 T-岡田外野手のロッテ戦成績は打率.234(64打数-15安打)5本塁打13打点。9月28日の20回戦(ZOZOマリン)で自身通算200号となる逆転3ランを石川から放ち、30日の22回戦(同)では2点を追う9回に相手守護神・益田から起死回生の15号3ランと殊勲打を連発した。

“伏兵”は高卒3年目の太田椋内野手か。今季は53試合出場、打率.172(151打数26安打)3本塁打9打点だったが、3本のアーチは全てロッテ戦。4月7日に岩下、5月7日に石川、9月30日に佐々木千から放っている。ロッテ戦でのチーム本塁打35本&と97打点はともに対戦球団別で最多。1996年以来の日本シリーズ進出へ、強力先発投手陣を打線が援護できるか注目される。

(Full-Count編集部)

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