鈴木誠也に最も熱心なのはレンジャーズ? 外野に穴、補強資金増加で“ハマる”

広島・鈴木誠也【写真:荒川祐史】
広島・鈴木誠也【写真:荒川祐史】

開催中のGM会議で話題に上るケースも

 今オフの大リーグ挑戦の可能性が浮上している鈴木誠也外野手(広島)について、最も真剣に動いている球団の1つはレンジャーズだという観測が浮上している。MLBネットワークのジョン・モロシ記者が自身のツイッターで報じた。

 ライバル球団幹部の話として伝えたもの。米各メディアが各種FAランキングで鈴木誠を取り上げる際も、現状にフィットする球団としてレンジャーズの名が上がることは多い。右翼のレギュラーだったギャロをトレード期限前にヤンキースへ放出するなど、ガルシア(元巨人)しか規定打席に達した外野手はいない。

 米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」によると、レンジャーズのクリス・ヤングGMは「来年ワールドシリーズを争えると思っているわけではないが、今季の状態からは大きなステップを踏むだろう。2023年に向けて積み上げていく」とオフの補強方針を語っている。また地元紙「ダラス・モーニングニュース」のエバン・グラント記者の話として「このオフは1億ドル(約112億8700万円)以上のペイロール増加の可能性がある」とも伝えている。チーム再建へ向けた補強攻勢に、鈴木誠が含まれる可能性も十分にありそうだ。

 またマリナーズのジェリー・ディポトGMは、サンディエゴ郊外で開かれているGM会議で取材に応じた。鈴木誠の獲得について問われると「まだ決めていない。現時点ではまだ分からない。自分のするべきことをするだけだ。なにも変わらないよ。セイヤは素晴らしい選手だと思っている。スカウトが動画、現地視察両方を駆使して彼のことは見ている」とすでにチェック済みの様子。

 イチロー氏や岩隈久志氏を始め、伝統的に日本と縁が深い球団だが「日本人抜きで開幕を迎えるという選択を選ぼうとしているわけではない。いつでも可能性はある。日本人選手が多くいた歴史、日本のファンとの繋がりは、私たちの誇りの源でもある」と、獲得への可能性を閉ざしてはいないようだ。

(Full-Count編集部)

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