FAのバーランダーにエンゼルスら約20球団が熱視線 今季未登板も156キロ披露

アストロズからFAとなったジャスティン・バーランダー【写真:Getty Images】
アストロズからFAとなったジャスティン・バーランダー【写真:Getty Images】

アストロズがQO提示も、複数年契約を求めて拒否するとみられている

 昨年9月にトミー・ジョン手術を受け、今季登板機会がなかったアストロズのジャスティン・バーランダー投手が8日(日本時間9日)、15~20球団のスカウトを集めてショーケースを開き、現在の状態を披露。速球の球速は94~97マイル(約151.3キロ~約156.1キロ)を計測したという。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が伝えている。

 今オフFAになったメジャー通算226勝右腕は、スカウトらに投球の状態などを披露する「ショーケース」を開催。ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマン記者によると、速球は94~97マイルを計測。全ての持ち球を投げることができ、全体的にシャープだったという。この投球を、ヤンキース、レンジャーズ、タイガース、メッツ、ブルージェイズ、ジャイアンツ、エンゼルスなど15~20球団が視察した。

 現在38歳のバーランダーはこの2年間で6イニングしか投げていない。しかし、レッドソックスのハイム・ブルーム編成責任者は「年齢は条件面に影響を与えるかもしれないが、もし今の能力がそこにあるなら、なんで興味を持たないんだろう?」と指摘した。あるスカウトも「彼は準備万端だ」と話したという。

 アストロズは1年1840万ドル(約20億9900万円)のクオリファイングオファー(QO)を提示している。しかし、バーランダーは複数年契約を求めてこれを拒否するだろうと広く見られていると記事は解説。アストロズのジム・クレインオーナーが先月話していた内容によると、2年以上の複数年契約を求めているようだとしている。

(Full-Count編集部)

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