エンゼルスは投手陣大補強に動く? FA市場の大物2人に興味と米メディア伝える

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

MLB公式のモロシ記者は「レイとロドリゲスに興味」と伝える

 今季ア・リーグ西地区で4位に沈み、7年連続でプレーオフ進出を逃したエンゼルス。大谷翔平投手の孤軍奮闘も実らず、今オフは課題とされてきた投手陣の整備を求める声があがっている。そんな中で米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は「エンゼルスは今オフ、ローテーションを『大幅に改善』させたい」と題した記事を掲載。投手陣に大規模なテコ入れを施す可能性を指摘した。

 MLBでは9日(日本時間10日)からサンディエゴ郊外でGM会議が行われている。記事によると、この場でエンゼルスのペリー・ミナシアンGMは「私たちはローテーションを大幅に改善させたいと思っている。(先発投手は)間違いなく私たちが質の高いものを求めている分野だ」と言及。大物先発投手の獲得を目指していることを示唆した。

 記事によると、今オフにアストロズからFAとなるジャスティン・バーランダー投手が行った“ショーケース”をエンゼルス関係者も視察へ訪れたという。さらに、MLB公式サイトのジョン・モロシ記者は「関係者談:エンゼルスは少なくとも1人、もしかすると2人のインパクトのある先発投手獲得に今オフ乗り出している。彼らはすでにFA左腕ロビー・レイとエドゥアルド・ロドリゲスに興味を示している」と、今季ブルージェイズで13勝をあげた左腕のレイ、レッドソックスで13勝をマークした左腕のロドリゲスに関心を寄せていると伝えた。

 エンゼルスの現状での先発投手陣は大谷のほか、パトリック・サンドバルやホセ・スアレス、グリフィン・キャニング、リード・デトマーズといった若い投手が多い。そのため、「トレード・ルーマーズ」の記事では「経験豊富とはいえないメンバーなので、エンゼルスは今オフに複数のベテラン投手獲得に乗り出すだろう」とも指摘している。

 現時点でのエンゼルスの来季の年俸総額を記事では1億2500万(約141億円)~1億3000万(147億円)ドルほどと予想。ただ、大谷との契約延長を目指していることから「エンゼルスが2人のハイエンドな投手と長期契約を結ぶことは難しいかもしれない」と指摘し「レイやロドリゲスといった投手と長期契約を結び、バーランダーやシャーザー、ロドンといった投手と短期契約を結ぶ、ということはありそう」としている。

 果たしてエンゼルスの投手補強はどう進んでいくのか。このオフのマーケットの動向に注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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