防御率5点台でも10球団超オファー なぜドジャースは元エ軍左腕に9.6億円を提示?

ヤンキースからFAとなっていたアンドリュー・ヒーニー【写真:Getty Images】
ヤンキースからFAとなっていたアンドリュー・ヒーニー【写真:Getty Images】

オファーを出した球団が魅力を感じていた左腕の能力とは…

 元エンゼルスで今季途中にヤンキースにトレードで移籍していたアンドリュー・ヒーニー投手が、ドジャース移籍で合意した。今オフにヤンキースからFAとなった左腕は、年俸850万ドル(約9億6000万円)の1年契約を結ぶ模様だ。

 ヒーニーは今季エンゼルスで18試合に登板して6勝7敗、防御率5.27と苦しんだ。7月末にトレードで移籍したヤンキースでも12試合に登板して2勝2敗、防御率7.32。シーズンを通じて30試合で8勝9敗、防御率5.83と物足りない成績に終わった。

 にも関わらず、今季の年俸675万ドル(約7億7000万円)から条件面でアップしてドジャース移籍に合意。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」によれば、ヒーニーに対しては10球団以上がオファーしていたようで、マーケットの中では高く評価されていた。

「ジ・アスレチック」の記事では、ドジャースを含むオファーを提示した球団がヒーニーのあるデータに注目していたと言及。「オファーを出した球団はヒーニーが記録した26.9%の奪三振率に魅力を感じていた」と指摘し、左腕の三振奪取能力の高さが高く評価されたようだ。

 今季はエンゼルスでもヤンキースでも打ち込まれる場面が散見されたヒーニーだが、記事では「球種の使い方を微調整すれば、彼の能力を最大限に引き出せるとドジャースは考えている」と言及。球種の配分次第で十分に成績を残せると見込んでいるようだ。

(Full-Count編集部)

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