鈴木誠也のMLB挑戦に障害? 労使協定失効による移籍交渉凍結は免れられるか

広島・鈴木誠也【写真:荒川祐史】
広島・鈴木誠也【写真:荒川祐史】

現在の労使協定は12月2日に期限が切れる

 広島の鈴木誠也外野手が今オフ、ポスティングシステムを利用してメジャーリーグに挑戦することが決まった。16日に球団と鈴木誠本人が話し合いの場を持ち、意思を確認。球団もポスティングを容認することに。鈴木のMLB挑戦決定にMLB公式サイトも「スズキがカープからポスティングされる。球団が認める」と伝え、その注目度の高さを伺わせた。

 今年のポスティング申請期間はすでに始まっており、その期限は12月5日までとなっている。今後は広島がNPBに申請手続きを行い、NPBからMLBに告知される。翌日から30日間の交渉期間が設けられ、入札球団が交渉を行うことができる。

 10球団超の参戦が予想されている鈴木との交渉でネックとなりそうなのが、12月1日(日本時間2日)に失効する現在の労使協定の存在だ。そこまでにMLB球団のオーナー陣と選手会の間で新たな労使協定が合意に至らなければ、MLB機構側はロックアウトを適用、移籍市場は凍結されることになりそうだという。

 当然、鈴木誠の交渉もストップすることになり、影響を受けることは間違いない。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のアンドリュー・バッガリー記者が報じたところによると、MLBとNPBの間で、凍結が起きた場合に30日間の期限を一時停止することに合意間近であるという。

(Full-Count編集部)

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