オリックス、3度目の正直なるか? ヤクルトにリベンジで狙う“神戸で日本一”

オリックス・中嶋聡監督【写真:荒川祐史】
オリックス・中嶋聡監督【写真:荒川祐史】

中嶋監督が現役時代の1995年の日本シリーズは1勝4敗でヤクルトに敗れる

 神戸で日本一が実現するかもしれない。2年連続最下位からリーグ優勝を果たしクライマックスシリーズを突破したオリックス。イチロー氏の「当然次は日本一」のエールに応えるべく20日から始まる日本シリーズではヤクルトと対戦する。

 中嶋監督が現役時代の1995年は阪神大震災で被災した神戸を勇気づけるリーグ優勝を果たしたが日本シリーズは“野村ID”の前に苦杯を喫し1勝4敗で敗れた。本拠地のグリーンスタジアム(現ほっと神戸)で3連敗を喫し、唯一の白星は第4戦の敵地・神宮だった。

 阪急時代を含め日本シリーズでヤクルトと対戦するのは過去2度あるが共に敗れ日本一を逃している。指揮官も「負けていますので何とかやり返したい」と静かに闘志を燃やしている。今回は第1、2戦を京セラドーム、第3~5戦は東京ドーム(明治神宮大会と重なり使用できず)で戦い第6、7戦はほっと神戸で行われる。

「初戦が京セラなので、まず勝って。帰ってこれないようにしたいですが、神戸で決めたい気持ちもある」

 25年ぶりのリーグ優勝を果たした際にはイチロー氏から「当然次は日本一、期待しています」とエールを送られている。中嶋オリックスが1996年以来、25年ぶりの日本一へ、リベンジの舞台は整った。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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