判定巡り1時間19分中断、ファン乱入も… オリvs燕、過去の日本シリーズの結末は?
1978年は阪急対ヤクルト、大杉の打球を巡り1時間19分の中断
セ・パのクライマックスシリーズはヤクルト、オリックスが無敗で勝ち上がり日本シリーズ進出を決めた。両チームの対戦は過去に2度(前身の阪急時代を含め)あり、ともにヤクルトが勝利している。ここでは過去の対戦を振り返ってみる。
日本シリーズ初対戦となったのは1978年。阪急は“史上最高のサブマリン”山田久志が先発の柱、打線では福本豊、加藤秀司、マルカーノら強力打線で4年連続の日本一を狙った。一方のヤクルトはシリーズ初出場だった。
このシリーズは第7戦までもつれ、6回に大杉が放った打球を巡り1時間19分の中断が起こった。上田監督はポールの上を通過したとファウルを主張し審判団との押し問答が続き、ファンも乱入するなど大騒動に発展した。ホームランは認められ最終的にヤクルトが4-0で勝利し創立29年目で初の日本一を達成した。