ヤクルト高橋が6年目初完封 133球に「気合で投げました。自分が先に降りるかと…」

ヤクルト・高橋奎二【写真:荒川祐史】
ヤクルト・高橋奎二【写真:荒川祐史】

8回に青木が中前へ決勝適時打

■ヤクルト 2ー0 オリックス(日本シリーズ・21日・京セラドーム)

 ヤクルトの高橋奎二投手が21日、京セラドームで行われた「SMBC日本シリーズ2021」第2戦に先発し、9回5安打無失点。プロ6年間初完封でチームを勝利に導いた。ヒーローインタビューでは「気合で投げました」と安堵の表情を見せた。

 投げ合ったオリックス・宮城は5回まで完全投球。「凄いピッチングしてたので、自分が先に降りるかと思ってマウンドに立ってました」と振り返ったように、投手戦が続いた。それでも6回以降は1人の走者も許さず、8回に青木の中前適時打でようやく援護点をもらい「その後はギアを上げて投げることができました」とうなずいた。

 第1戦は2点のリードを守れず逆転サヨナラ負け。嫌なムードを振り払った高橋は「1人1人と思って打者に向かって投げていたので、その結果が9回まで投げられたので良かったと思います。昨日は最後サヨナラで負けてしまったので、今日は絶対にやり返そうと思ってマウンドに立っていたので良かったと思います」と笑顔。133球の力投で対戦成績を1勝1敗に戻した。

(Full-Count編集部)

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