ハム右腕&楽天左腕が双璧の活躍、1軍出場ゼロ2人… パ6球団ドラ1の1年目を振り返る

10勝のハム伊藤は防御率リーグ4位、奪三振3位

 双璧の活躍を見せたのが楽天・早川と日本ハム・伊藤だった。早川は開幕3戦目の日本ハム戦で6回無失点と好投し、プロ初登板を白星で飾った。5月16日のオリックス戦で完封勝利。6月6日までに7勝を挙げる活躍を見せた。以降はやや失速したが、9勝をマークした。

 伊藤は序盤、打線の援護に恵まれない試合が続いたが、5度目の先発登板だった4月28日のソフトバンク戦で初白星。交流戦は3戦3勝の活躍で日本生命賞を受賞した。8月29日の西武戦で初完封。9月7日の楽天戦で9勝目を挙げて以降、足踏みが続くもシーズン最終戦のロッテ戦で10勝目を挙げた。防御率2.90はリーグ4位、141奪三振は同3位だった。侍ジャパン日本代表にも選出され東京五輪金メダル獲得に貢献した。

 ロッテ鈴木は23試合(12先発)に登板して1勝4敗。4月25日のソフトバンク戦で7回途中2失点にまとめて初勝利をマーク、シーズン終盤は救援登板が続いた。西武・渡部はデビュー戦のソフトバンク戦(4月4日)でいきなり初アーチを放ったが、16打数1安打7三振で2軍へ。イースタンでは19本塁打&64打点で2冠王に輝いた。

 オリックス山下、ソフトバンク井上の高卒2選手は1軍出場機会がなかった。身長189センチの大型右腕・山下は2軍で18試合、65回2/3を投げて経験を積んだ。井上はファームで45試合133打席で30安打3本塁打。来季の飛躍が期待される。

(Full-Count編集部)

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