薬物疑惑ボンズ氏&クレメンス氏は殿堂入りラストチャンス 22年投票対象30人を発表

ヤンキース時代のロジャー・クレメンス(左)、ジャイアンツ時代のバリー・ボンズ【写真:Getty Images】
ヤンキース時代のロジャー・クレメンス(左)、ジャイアンツ時代のバリー・ボンズ【写真:Getty Images】

米国野球殿堂入りの投票結果は26日に発表される

 全米野球記者協会(BBWAA)は22日(日本時間23日)、2022年度の米国野球殿堂入り投票の対象者30人を発表した。今回から加わったのはアレックス・ロドリゲス氏、デビッド・オルティス氏ら13人。バリー・ボンズ氏、ロジャー・クレメンス氏、カート・シリング氏、サミー・ソーサ氏の4人が10度目の挑戦でラストチャンスとなる。投票結果は1月25日(日本時間26日)にMLBネットワークで発表される。

 殿堂入りは全米野球記者協会による投票で75%以上の得票が条件となっている。昨年度は2013年以来8年ぶりに該当者なしに終わり、最多得票がカート・シリング氏の71.1%。次いでボンズ氏の61.8%、クレメンス氏が61.6%の得票率となり殿堂入りを逃した。ソーサ氏は得票率13.9%だった。

 今年度から投票対象となったロドリゲス氏はボンズ氏らと同様にステロイド問題を抱えていた。歴代4位の通算696本塁打と実績は十分だが、薬物規定違反によって2014年は全試合出場停止処分を受けている。

【表】Aロッドやオルティスが新たに候補入り 2022年米国野球殿堂入り候補者一覧

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