ヤクルト、2勝1敗で日本一確率75%! サンタナ決勝2ランでシーソーゲーム制す

5回に2点適時打を放ち、ベンチで迎えられるヤクルト・中村悠平【写真:共同通信社】
5回に2点適時打を放ち、ベンチで迎えられるヤクルト・中村悠平【写真:共同通信社】

オリックスは吉田凌が痛恨の逆転2ランを被弾

■ヤクルト 5ー4 オリックス(日本シリーズ・23日・東京ドーム)

「SMBC日本シリーズ2021」は23日、東京ドームで第3戦が行われ、ヤクルトがオリックスに逆転勝ちして、対戦成績を2勝1敗とした。1点ビハインドの7回にサンタナが2ランを放って逆転に成功。この1点をリリーフ陣が守り抜いた。

 手に汗握るシーソーゲームだった。先手を奪ったのはオリックス。3回1死満塁のチャンスで打席に入った宗が右前適時打を放って1点を先制。ヤクルトは5回2死満塁のチャンスで中村が中前へ2点適時打を放って逆転した。さらに宗の悪送球でもう1人、走者が生還してこの回3点を奪った。

 ここから試合は点の取り合いに。6回にオリックスは杉本が同点2ランを放ち、試合を振り出しに。さらに7回には吉田正が左前へ適時二塁打を放って勝ち越しに成功した。ヤクルトはその裏、青木が右前安打で出塁すると、サンタナが吉田凌から右翼スタンドへ逆転2ラン。試合をひっくり返した。

 1点のリードを奪うと、高津監督は意外な継投策に打って出る。8回は7回から回跨ぎで石山をマウンドへ。右腕がきっちりと3人で封じると、9回は守護神のマクガフが抑えて逃げ切りに成功した。過去の1勝1敗のタイでスタートした日本シリーズは32回あり、そのうち第3戦に勝利したチームが24度、日本一に輝いている。日本一確率は実に75%。ヤクルトが大事な第3戦をモノにした。

(Full-Count編集部)

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