元ロッテ渡辺俊介監督が都市対抗初白星 古巣かずさマジック指揮し西濃運輸下す

日本製鉄かずさマジック・渡辺俊介監督【写真:小林靖】
日本製鉄かずさマジック・渡辺俊介監督【写真:小林靖】

10年連続出場の田中健内野手が先制弾&決勝打

 第92回都市対抗野球が28日に東京ドームで開幕し、3年ぶり出場の日本製鉄かずさマジックは5-3で西濃運輸を下して2回戦へ進出した。かずさマジックを率いるのは、チームのOBで、ロッテやWBC日本代表で下手投げ投手として活躍した渡辺俊介監督。就任2年目で、嬉しい都市対抗本戦初勝利となった。

 渡辺監督に白星を贈る原動力となったのは「7番・一塁」で先発した田中健内野手だ。3回先頭で立った打席で左翼席へ先制のソロ、1-1の同点で迎えた7回には、1死三塁から右前へ勝ち越し適時打を放った。試合前には10年連続出場の表彰を受けたベテランの独り舞台だった。

 7回はさらに1死満塁と好機を広げ、「1番・二塁」の奈良原稔也内野手が右越えの三塁打を放ち走者一掃。5-1とリードを広げ勝利を決定づけた。奈良原は西武や日本ハムで活躍した奈良原浩・現楽天コーチの長男だ。かずさはこのリードを、先発した山本晃希投手と橘朋晃投手のリレーで守り切った。

(羽鳥慶太 / Keita Hatori)

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