ソフトバンクと楽天は実力者が誤算、オリはベテラン健在… パ6球団のクローザーを診断

西武・平良がパ初の20セーブ&20ホールドをマークした

 優勝したオリックスはメジャーから4年ぶりに復帰した平野が29セーブをマーク。4月8日のロッテ戦でNPB復帰後初セーブを挙げ、故障明けの6月から抑え専任に。37歳右腕は防御率2.30と安定した投球を続けた。他にもヒギンス、漆原、K-鈴木、能見が2セーブをマークした。

 ロッテは益田が38セーブをで8年ぶり2度目のタイトルを獲得した。開幕カードのソフトバンク戦で2試合連続敗戦投手になるも、その後は復調。佐々木千、シーズン途中に加入した国吉らと強力救援陣を形成して、最後の最後まで優勝を争った。

 楽天は、松井が防御率0.63と抜群の安定感で24セーブをマークしたが、故障のため8月26日に戦線離脱。優勝争いが佳境を迎えた時に絶対的守護神を欠いたのは痛かった。松井の代役は7セーブの宋家豪、酒居らが務めた。8年ぶりBクラスのソフトバンクは森の15セーブが最多。昨季まで3年連続30セーブ以上を記録していたが、左肘関節化膿性滑液包炎で約4か月間の離脱を余儀なくされた。

 日本ハムは守護神を任された杉浦がリーグ3位の28セーブをマークした。西武は昨季33セーブでタイトルを手にした増田が不調。5月上旬に2軍降格し、セットアッパーだった高卒4年目右腕の平良が5月下旬から抑え専任となった。7月6日の日本ハム戦で失点するまで開幕からの連続試合無失点はプロ野球記録の39試合。パ・リーグ初の20セーブ、20ホールドをマークした。

(Full-Count編集部)

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