守護神は2年連続タイトルも、元MLB左腕は1勝どまり… 明暗分かれた阪神助っ人を診断

阪神のロベルト・スアレス(左)とジェフリー・マルテ【写真:荒川祐史】
阪神のロベルト・スアレス(左)とジェフリー・マルテ【写真:荒川祐史】

マルテは自己最多の22本塁打、サンズは終盤に失速

 今季はリーグ最多の77勝をあげながら、勝率でヤクルトに5厘及ばず優勝を逃した阪神。守護神スアレスは2年連続で最多セーブのタイトルを獲得、先発ガンケルは9勝をマーク、マルテ、サンズはシーズン序盤の躍進を牽引した。各球団の外国人の働きを振り返る助っ人診断。今回は阪神の8選手を検証する。

【投手】
・チェン・ウェイン
2試合1勝0敗0S0H 防御率3.86
・エドワーズ
7試合0勝0敗0S0H 防御率2.57
・アルカンタラ
24試合3勝3敗0S6H 防御率3.49
・ガンケル
20試合9勝3敗0S0H 防御率2.95
・スアレス
62試合1勝1敗42S0H 防御率1.16

 昨季初の最多セーブに輝いたスアレスが絶対的守護神として君臨。42セーブで2年連続タイトルを手にした。5月は12試合無失点で月間MVPを受賞し、6月にかけて球団記録の14試合連続セーブをあげた。

 先発では2年目のガンケルが開幕から6連勝を飾るなど9勝をマークした。昨季韓国リーグで20勝をあげたアルカンタラはシーズン後半に救援に回り6ホールドを記録した。2年目のエドワーズは7試合登板で未勝利。メジャーを経て昨季ロッテで日本球界に復帰し、今季加入したチェン・ウェインは2試合登板で1勝にとどまった。

【野手】
・マルテ
128試合446打数115安打22本塁打71打点 .258
・ロハス・ジュニア
60試合189打数41安打8本塁打21打点 .217
・サンズ
120試合408打数101安打20本塁打65打点 .248

 マルテは来日3年目で自己最多の128試合に出場。主に3、4番を任され、キャリアハイの22本塁打を放つなど主力打者として活躍した。2年目のサンズは120試合で20本塁打。主に5番を務めたが、9月に入って失速。10月2日に出場選手登録抹消され、クライマックスシリーズのメンバーからも外れた。

 昨季の韓国リーグで本塁打と打点の2冠王に輝いたロハス・ジュニアは60試合出場、8本塁打にとどまった。新型コロナの影響で来日が遅れた影響もあり、前半戦は打率.098、1本塁打と低迷。それでも後半戦は打率.261、7本塁打をマークした。

(Full-Count編集部)

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