戦力外選手の中にいる“掘り出し物”候補は? ベテラン牧田は2軍防御率0点台…

日本ハムからノンテンダーFAの大田泰示(左)と西川遥輝【写真:石川加奈子】
日本ハムからノンテンダーFAの大田泰示(左)と西川遥輝【写真:石川加奈子】

日本ハムからノンテンダーFAとなる西川と大田はどうなる

 ロッテの石崎剛投手は2軍で36.1%という「K%」をマーク。「BB%」が15.5%と高いのが課題だが、そこを改善できれば、というところ。ソフトバンクの渡邉雄大投手、西武の小川龍也投手の左腕2人も面白い。渡邉は10%を超える「BB%」が難点。小川は2軍で「tRA」2.72とチームでもトップクラスの数字を残していた。左キラーを求める球団には選択肢になりそうだ。

 野手では中日の武田健吾外野手、ソフトバンクの釜元豪外野手はどうか。武田はまだ27歳。今季は開幕から1軍にフル登録され、93試合で打率.132(38打数5安打)、1本塁打だった。釜元もまだ28歳。シーズン終盤の10月24日の楽天戦で2安打、25日のロッテ戦で3安打と2試合で計10打数5安打1本塁打3打点をマークしていた。

 また、戦力外ではないものの、日本ハムからノンテンダーFAとなった西川遥輝外野手、大田泰示外野手の去就にも注目。今季は不振に喘いだ2人だが、西川は打率.233に対して出塁率.362と高い数字をマーク。大田も実績は十分で条件面次第では十分、戦力として考えられる存在だろう。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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