大谷翔平、今オフ「10冠」のすべて MVPやシルバースラッガー賞など受賞ラッシュ

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

エドガー・マルティネス賞受賞で受賞ラッシュ締めくくる

 エンゼルスの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、年間で最も活躍した指名打者に贈られる「エドガー・マルティネス賞(最優秀指名打者賞)」を受賞した。1973年に設立された同賞の日本人の受賞は史上初で、エンゼルスからの選出も初。大谷は今季10冠目の栄誉となり、受賞ラッシュを締めくくった。

 大谷がこのオフに受賞した10個の賞は以下の通り。

・MLB選出「コミッショナー特別表彰」
 歴史的な功績を残したチームや個人に贈られる賞。表彰が始まったのは1998年で過去の受賞者(団体含む)は計15。日本人では2004年に262安打を放ったイチロー氏(当時マリナーズ)が受賞しており、2人目の快挙となった。

・米誌「ベースボール・ダイジェスト」最優秀選手(野手部門)
・米誌「ベースボール・アメリカ」年間最優秀選手
・米誌「スポーティングニュース」年間最優秀選手(MLBプレーヤー・オブ・ザ・イヤー)
 米メディアが選出する今季の最優秀選手も総ナメにした大谷。権威ある専門誌の「ベースボール・アメリカ」や「ベースボール・ダイジェスト」も今季の最優秀選手に選んだ。

・選手間投票「年間最優秀選手」
・選手間投票「アメリカン・リーグ最優秀野手」
 大リーグ選手会が選手間投票によって選ぶ「プレーヤーズ・チョイス・アワード」でも2部門で選出。年間最優秀選手は日本人で初の受賞となった。

・シルバースラッガー賞
 監督、コーチの投票によって、その年打撃に優れていた選手が各ポジションから1人ずつ選出される賞。大谷はア・リーグのDH部門で選出された。日本人選手の受賞は2009年のイチロー(マリナーズ)以来、2人目だった。

・アメリカン・リーグMVP
 全米記者協会所属の記者による投票で決まる年間最優秀選手。大谷は史上19人目の満票による文句なしでの受賞になった。日本人のMVPは2001年のイチロー氏以来、2人目。

・オールMLBチーム
 今季活躍した選手をファン投票などで選ぶ「オールMLBチーム」に史上初めて2部門で受賞した。指名打者として「ファーストチーム」に選ばれると、先発投手としても「セカンドチーム」に名を連ねた。

・エドガー・マルティネス賞
 その年、最も活躍した指名打者に贈られる賞。1973年に設立された同賞の日本人の受賞は初めて。エンゼルスからの選出も初めてとなった。

(Full-Count編集部)

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