投手5冠・山本由伸が生配信、広島森下も登場 日本シリーズ141球の熱投秘話を披露

オリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】
オリックス・山本由伸【写真:荒川祐史】

五輪金コンビの“イチャイチャ”にファン驚き、口揃え「付き合ってないです」

 オリックスの山本由伸投手が1日夜、インターネットのライブ配信番組「17LIVE」に出演。パ・リーグの投手5冠や沢村賞の獲得、さらに東京五輪での金メダルなど大活躍した1年を振り返り、リスナーからの質問にも答えた。

 番組には冒頭から、東京五輪でともに金メダルを獲得した広島・森下暢仁投手がサプライズ出演。学年は1つ違うものの、山本は森下がお笑い芸人の「シュウペイ」に似ていることから「モリペイさん」と呼んでいると明かし和やかに進んだ。白と黒の“色違い”のカットソーを着た姿には、ファンから仲が良すぎるとの突っ込みも。これには顔を見合わせ「付き合っていないですよ」と口を揃えた。

 山本は日本シリーズ第6戦で見せた9回141球の力投を振り返り「本当は8回で交代の予定だったけど、3者連続三振取ったら若月さんが『行くぞ』と。自分も乗っちゃって『よっしゃ行くぞ』となりました」と秘話を披露。力投は森下の印象にも深く刻まれたようで「グッドピッチングだったね。100点超えてます」と賛辞を送った。

 2人は言葉を交わしたのは今夏の五輪代表が初めてだったというが、あっという間に仲良くなった。普段から連絡を取り合っており、山本は森下に教わったチェンジアップを身に着けたいと練習を続けている。LINEで完成度を報告しながら調整してきたが「いざ試合で投げたら145キロ出ちゃって。ブルペンでは130キロ台に収まっていたのに。試合で投げたら初球で不採用になりました」。想像を超えた森下は「それじゃ(速すぎて)意味がない」と苦笑いだ。

 話はお互い、九州で過ごした高校時代にも及んだ。山本がいた都城高(宮崎)と森下の大分商は練習試合をしたことがあり、山本は「僕はモリペイさんの打席に立ったことがありますからね」と言うものの森下は「それ、全然覚えていない……」。さらに山本は「森下さんのアップ見ていたんですよ。凄く高く投げたり、超ライナーで投げたりしていたのを真似していました」と、キャッチボールの仕方を参考にしていたと明かす。

 来季の目標を問われると山本は「日本一でしょう。やっぱり負けると悔しいですね。今年よりいい成績出して、全部一番取りたいですね」とさらなる進化を誓った。勝ち数についても「今年よりは。練習して考えます」と、今季の18勝からの上積みを誓う。森下も「優勝争いしたいですね。そこに乗っていくために勝てる投球をしたいなと思っています。15くらい勝ちたい」。リーグを超えた2人の争いはハイレベルになりそうだ。

 今回の配信は全4回予定されている中の第1回。山本の今後の発言や、次なるゲストの出現にも注目が集まりそうだ。

(Full-Count編集部)

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