西武・金子、現状維持1.2億円でサイン 結婚で決意「嫌な思いをさせないように」

契約更改交渉に臨んだ西武・金子侑司【写真:宮脇広久】
契約更改交渉に臨んだ西武・金子侑司【写真:宮脇広久】

今季は不振に苦しみ、若林、岸ら若手の突き上げ許す

 西武の金子侑司外野手が2日、所沢市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の1億2600万円でサインした。2019年オフに年俸1億2000万円ベースの年俸変動制プラス出来高払いの4年契約を結んでおり、来季が3年目となる。(金額は推定)

 今季は101試合に出場し、打率.192、0本塁打9打点9盗塁。盗塁王2度の実績を持つスイッチヒッターは、今季もレギュラーの座を固めることができず。逆に、負傷で戦線離脱するまでリーグ盗塁王争いトップだったドラフト4位ルーキーの若林、2年目の岸らに突き上げられた。

 交渉後の会見で「(今季のことは)あまり振り返りたくないが、必死に振り返り、たくさんの(批判の)声を受け止めて、来年やり返したいという思いを持つことができた」と述懐。「言葉で何を言ってもしようがない。来季レギュラーを取って、結果を残せるように頑張りたい」と不退転の決意を示した。

 11月30日には、31歳にして結婚を発表。人生の伴侶を得たことで「せっかく僕と結婚してくれたので、嫌な思いをさせないようにしたい」と心機一転、来季の躍進を誓う。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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