侍ジャパン新監督に栗山英樹氏 正式発表し都内で会見、来年3月の強化試合が初陣

就任会見に臨んだ侍ジャパン・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】
就任会見に臨んだ侍ジャパン・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】

2023年開催予定のWBC制覇を目標に始動

 野球日本代表「侍ジャパン」トップチームの監督に前日本ハム監督の栗山英樹氏が就任することが2日発表され、都内のホテルで記者会見を開いた。2023年に行われる見込みの第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が当面の目標となる。また来年3月5、6日に東京ドームで台湾相手に強化試合を行うことも発表された。

 栗山氏は東京都出身。創価高、東京学芸大を経て1984年ドラフト外でヤクルト入団。90年限りで引退後はスポーツキャスターを務めていたが、2012年に日本ハム監督に就任。今季まで10年間務め2012年、2016年にパ・リーグ優勝、2016年にはチーム10年ぶりの日本一も果たした。選手としての通算成績は494試合に出場し336安打、打率.279。監督としては通算1410試合で684勝672敗54分。勝率.504。

 また、高校を卒業後すぐの大リーグ挑戦を希望していた現エンゼルスの大谷翔平投手を、日本ハムが2012年のドラフトで1位指名、投打二刀流への挑戦を提示して入団へこぎつける過程でも大きな役割を果たしている。入団後は二刀流の起用法を確立し、2017年オフに大リーグへ送り出した。

【表】侍ジャパン・栗山監督の初陣となる 来年3月の強化試合スケジュール

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