広島ドラ6末包、修正力示したバックスクリーン弾 プロ入りへ自信「成長できている」

4回に中堅への本塁打を放った大阪ガス・末包昇大【写真:中戸川知世】
4回に中堅への本塁打を放った大阪ガス・末包昇大【写真:中戸川知世】

大阪ガスが伏木海陸運送に勝利「いいチームだと皆さんに知ってもらいたい」

 第92回都市対抗野球は2日、東京ドームで大会第5日を行い、第2試合では大阪ガスが4-0で伏木海陸運送に勝利した。10月のプロ野球ドラフト会議で広島から6位指名を受けた大阪ガスの末包昇大(すえかね・しょうた)外野手は、4回に先制の中越えソロを放つなど3打数1安打1打点の活躍で1回戦突破に貢献した。

 2回の第1打席は遊飛に倒れた末包。両者無得点のまま迎えた4回の第2打席で初球を叩くと、打球はぐんぐん伸びてバックスクリーンに突き刺さった。1打席目に打ち取られた球と同じようなカット系の変化球だったというが「1打席目は力が入っていた中で体が開いてしまっていた。2打席目は体の開きや力みを修正して自分のスイングができた」と胸を張った。

 ドラフト指名を受けてから調子は上向き。「今後も見据えてミスショットを減らすというのを心掛けている。指名後から成長できているのかなと思う」と、プロ入りに向けての取り組みが実を結んでいることを明かした。

「優勝はやっぱり目指しているが、大阪ガスがこれだけいいチームだということを皆さんに知ってもらいたい。恩を返すという意味でも、貢献していきたいと思っている」。自分を成長させてくれたチームで日本選手権との2大大会連覇を置き土産にする。

(鉾久真大 / Masahiro Muku)

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