西武、松坂大輔が松井稼頭央コーチと対談 「衝撃的だった」過去の逸話とは?

トークショーに登場した西武・松坂大輔(左)と松井稼頭央1軍ヘッドコーチ【写真:荒川祐史】
トークショーに登場した西武・松坂大輔(左)と松井稼頭央1軍ヘッドコーチ【写真:荒川祐史】

松井コーチが衝撃を受けたキャンプ「あんなにファンの人が春野に来たのは初めて」

 今季で現役を引退した西武の松坂大輔投手と松井稼頭央1軍ヘッドコーチが4日、本拠地・メットライフドームで行われた「LIONS THANKS FESTA 2021」でトークショーを行った。松坂が入団した1999年から5年間、西武でチームメートだったレジェンド2人が濃密なトークを繰り広げた。

 松坂と松井コーチの出会いは松坂の入団前。偶然にも同じテレビ番組に出演して初対面した。当時のことを2人ともはっきりと覚えており、松井コーチは「甲子園を見てましたし、大輔が入ってきて『テレビで見てた選手だ』と」と振り返ると、松坂も「僕も思っていました。すぐ写真も撮ってもらいました」と裏話を明かした。

 また松井コーチは松坂の1年目だった春季キャンプでの驚きを回顧。「びっくりしましたね。あんなにファンの人が春野に来たのは初めて。衝撃的でしたね」と語ると、松坂は「僕自身は初のキャンプでしたし、比較材料がないのでどれだけ多いのか分からなかったですね。さすがプロ野球のキャンプだなと思ってました」と振り返った。

 2人が初対戦したのは2007年のワールドシリーズ。第3戦で松坂が先発、松井コーチが1番でスタメン出場した。松井コーチが2安打を放った。初対戦に2人は「緊張と楽しみが混ざってましたね」と声を揃える。第1打席の初球で安打を打たれた松坂は「どう攻めようか考えていて。とりあえず真っ直ぐから入ろうというのをしっかり狙われました」と苦笑いで思い返していた。

 松坂は10月19日にメットライフドームで行われた日本ハム戦で現役最終登板。先発し、横浜高の後輩に当たる近藤に5球を投げ、四球を与えた。最速は118キロだった。トークショー終了後には、松坂自らファンに肉声で別れを告げる予定。松井コーチは現役引退後、今季まで2年間2軍監督を務め、来季は1軍ヘッドコーチに昇格する。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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