“同世代”妻夫木聡さん、松坂惜別で涙「ヒーローであり、夢であり、最大のライバル」

引退セレモニーに登場した西武・松坂大輔(左)と俳優の妻夫木聡さん【写真:荒川祐史】
引退セレモニーに登場した西武・松坂大輔(左)と俳優の妻夫木聡さん【写真:荒川祐史】

「LIONS THANKS FESTA」に登場、熱い抱擁交わす

 今季で現役を引退した西武・松坂大輔投手の現役引退セレモニーが4日、メットライフドームで行われたファンの集い「LIONS THANKS FESTA」の中で行われた。ファンやチームメートに見守られる中、“松坂世代”で親交のある俳優・妻夫木聡さんが登場。「僕にとってヒーローであり、夢であり、最大のライバルでした」と涙を浮かべ、熱い抱擁を交わした。

 シックなジャケット姿で登場した妻夫木さんは「僕はずっとマツの背中を追いかけていました。その背中は会うたびにどんどん大きくなりました」と存在の大きさを強調。現役生活の終盤は故障との戦いだった平成の怪物の姿を思い返しながら「悔しい思いもいっぱいしたと思います。そんな姿を見せずに、最後まで戦い続けた松坂大輔を誇りに思う」と語りかけた。

 セレモニーでは、横浜高時代の監督・渡辺元智氏や王貞治氏、巨人の原辰徳監督らの惜別メッセージが大型ビジョンで流れた後、元西武監督の東尾修氏も登場。「今度帰ってくる時は、ライオンズのユニホームしか着たらダメだぞ」と“厳命”していた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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