外国人不在で開幕した異常事態、オースティンら6選手の働きは? DeNAの助っ人診断

DeNAのネフタリ・ソト(左)とエドウィン・エスコバー【写真:荒川祐史】
DeNAのネフタリ・ソト(左)とエドウィン・エスコバー【写真:荒川祐史】

エスコバーはチーム最多61試合登板、オースティンは28本塁打

 6年ぶり最下位に沈んだDeNA。開幕から6連敗、4月に10連敗を喫するなどスタートダッシュに失敗したのが痛かった。その要因の一つが、新型コロナウイルスの影響による入国制限で外国人選手の来日が開幕に間に合わなかったこと。各球団の外国人の働きを振り返る助っ人診断。今回はDeNAの支配下6選手を検証する。

【投手】
〇ロメロ
14試合5勝3敗0S0H 防御率3.01
〇ピープルズ
18試合3勝4敗0S0H 防御率4.21
〇シャッケルフォード
32試合1勝0敗1S4H 防御率5.17
〇エスコバー
61試合4勝4敗1S32H 防御率3.38

 来日5年目のエスコバーは開幕後の4月3日に来日、同20日に出場選手登録された。セットアッパーとして安定した投球を見せ、6月13日の日本ハム戦ではNPB左腕最速の163キロをマーク。チーム最多の61試合に登板した。来季残留が決定している。

 育成契約で入団したシャッケルフォードは4月23日に支配下登録され、32試合に登板した。ロメロは先発として9月以降に5勝をマーク。ピープルズは先発で結果を残せず、1軍復帰した9月以降は救援で登板した。

【野手】
〇ソト
123試合410打数96安打21本塁打62打点 .234
〇オースティン
107試合373打数113安打28本塁打74打点 .303

 打線の中軸を担うソト、オースティンの2選手は3月27日に来日し、4月13日に1軍登録された。2018、19年に本塁打王に輝いたソトは打率、本塁打、打点がいずれも来日4年目で自己ワーストの数字だった。

 オースティンは2年連続20本塁打以上となる28本塁打をマーク。6月度の月間MVPに輝くなど、首位打者争いも演じた。ただ、終盤に失速し、10月6日に故障のため出場選手登録を抹消。規定打席到達はならなかった。

(Full-Count編集部)

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