鷹・柳田悠岐には歴代最高成績の可能性も… 通算打率にランクインする現役選手は?
柳田は現在3946打数で通算打率は.319
4位には首位打者のタイトルを2度獲得した角中がランクイン。独立リーグ出身選手として初の1000安打を達成した安打製造機が名を連ねた。出塁能力の高い西川、今季通算2000安打を達成した栗山巧外野手に次いで、7番目には今季で引退となったロッテの鳥谷敬内野手が登場。打数、安打、四球はいずれもパ・リーグの現役最多で、さすがは通算2243試合に出場している鉄人だといえるだろう。
楽天の鈴木大地内野手は打率3割をマークしたシーズンこそないものの、プロ2年目から8年連続で規定打席に到達し、毎年打率.260以上を刻む安定感が持ち味だ。ソフトバンクの松田宣浩内野手、オリックスのT-岡田外野手はそれぞれ今季通算300本塁打、200本塁打を達成。松田は2000安打にも残り「189」安打に迫っており、来シーズン以降の偉業達成に期待だ。
現役で最も「4000」の大台に近づいているのが、ソフトバンクの柳田悠岐外野手。ここまで3946打数で、残り「54」に迫っている。仮にこのままの成績(.319)で推移すれば、歴代3位の好成績になる。歴代トップの青木宣親外野手(ヤクルト)も打率.320と射程圏内で、通算打率でトップに立つことも夢ではない。
楽天から戦力外通告を受けた藤田一也内野手は4000打数まで残り「200」を切っている。来シーズンの現役続行、大台到達なるか。今シーズン限りで引退する長谷川勇也外野手は惜しくも4000打数に届かなかった。NPBで現在4000打数を突破している現役選手は27人。育成選手も含めおよそ500人の野手が在籍する中、ほんのひと握りしか達成できない「超一流」の証であることは確かだ。これからの彼らの活躍を期待するとともに、さまざまな選手が4000打数まであとどのくらいかを意識して見てみるのも面白いだろう。
(「パ・リーグインサイト」岩井惇)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)