NPB“返り咲き”なるか!? 3安打躍動も…トライアウトでアピールした独立リーガーたち

元ロッテ、阪神の高野圭佑(左)と元楽天のフェルナンド【写真:中信兄弟、荒川祐史】
元ロッテ、阪神の高野圭佑(左)と元楽天のフェルナンド【写真:中信兄弟、荒川祐史】

今季CPBL・中信兄弟でプレーした高野も“らしさ”見せた

 12球団合同トライアウトが8日、行われた。野手22人、投手11人の計33人の中には、独立リーグ所属の選手も。NPB復帰を目指して必死にプレーした。

 BC福井で兼任コーチを務める中村和希外野手は、2017年育成ドラフト3位で楽天に入団。支配下登録を掴むことはできず、2020年限りで戦力外に。2年連続での挑戦となったこの日、唯一の3安打と輝きを放った。第3打席は日本ハム・村田から遊撃内野安打をマークした。

 BC埼玉からは2選手が挑んだ。元楽天で、現在投手コーチ兼野手の片山博視外野手は1安打。異色の34歳が、巨人・古川の147キロを左前へはじき返した。2015年~2020年まで楽天に在籍し、通算72試合に出場したルシアノ・フェルナンド外野手もDeNA・飯塚から右前打を放ち、1安打だった。

 2019年限りでDeNAを戦力外となり、今季まで琉球ブルーオーシャンズに所属していた松尾大河内野手は、第1打席に広島・畝から左前打を放つと、すかさず二盗に成功。中日・三ツ間から死球を受けて出塁後も二盗を決め、足でも魅せた。

 なお元ロッテ、阪神で今季は台湾プロ野球(CPBL)の中信兄弟でプレーした高野圭佑投手は1安打を許したが、カットボールを駆使した投球術を見せた。NPBへの“出戻り”を目指す選手たちに、吉報は届くのだろうか。

(Full-Count編集部)

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