「日本で収入を増やす機会を与えた」NPB入り濃厚ギッテンズがヤ軍FAのワケ

ヤンキースFAのクリス・ギッテンズ【写真:Getty Images】
ヤンキースFAのクリス・ギッテンズ【写真:Getty Images】

キャッシュマンGM「彼に日本で収入を増やす機会を与えることに」

 今オフにヤンキースをFAとなり、NPB入り濃厚だと伝えられているクリス・ギッテンズ内野手。米ニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」では、放出に至った経緯をキャッシュマンGMのコメントとともに紹介している。

 身長193センチ、体重113キロの体格を誇る一塁手のギッテンズ。メジャーでは36打数4安打1本塁打5打点に終わったが、マイナーでは計47試合で打率.305、15本塁打47打点の成績を残していた。記事では、ヤンキースの一塁スタメンは決まっていないものの、来季も控えに回ることは「確かなこと」だと指摘している。

 その背景として、アスレチックスの一塁手マット・オルソンをトレードで獲得する話が浮上していることや、FAとなったアンソニー・リゾと再契約する可能性もあることに言及している。キャッシュマンGMは5日(日本時間6日)に取材に応じ、今後の補強見通しを踏まえた上で「40人枠の空きが十分ではないように思える」と強調。ロースターに余裕を持たせておきたい思惑をにじませた。

 ギッテンズについては「能力を評価している。彼をチームに残しておきたいかって? 勿論だ」と言いつつも、「私は(選択肢として)確実な方を選び、彼に日本で収入を増やす機会を与えることにした」と明かしている。日本球界に新天地を求めた選択は、吉と出るのか注目される。

(Full-Count編集部)

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