打率.417も… 日本ハム・ドラ9上川畑が覗かせた“守備職人”としての強い自負

飯塚智広監督「リーグを代表する守備職人になってほしい」

 しかし、「守備の人」を自任する上川畑は満足していなかった。7回に痛烈な遊ゴロを処理しきれずに犯したエラーを振り返り「僕としては、守備を売りにしている選手なので4試合で2つエラーをしてしまったという事実は受け止めて、プロに行く前にしっかり1からやり直したい」と悔いた。

 飯塚智広監督は「守備は申し分ない。1年目から守備では先輩についていくことができる選手だったが、今年は内野陣を仕切ることができるようになった。内野の要を担えるようになったのが成長したところ」と3年間で身につけたリーダーシップを評価した。

「守備職人でも上を目指せる、あれだけ小さくても上にいけるというのは希望を与える存在だと思う。(プロに)行くからにはレギュラーになって、リーグを代表する守備職人になってほしい」。飯塚監督が身長167センチの小兵に寄せる期待は大きい。

 日大時代には1学年上の現中日・京田陽太内野手と二遊間を組んだ上川畑。「京田さんも守備が上手い方だったので負けないようにやっていきたい」。守備職人としてさらなる高みを目指す。

(鉾久真大 / Masahiro Muku)

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