データで選ぶ「パのベストナイン」 吉田正尚が外野手でまさかの圏外、ロッテは唯一の0人

楽天・鈴木大地、浅村栄斗、茂木栄五郎(左から)【写真:荒川祐史】
楽天・鈴木大地、浅村栄斗、茂木栄五郎(左から)【写真:荒川祐史】

3位だった楽天は鈴木大地、浅村栄斗、茂木栄五郎の3人が選出

 ただ、吉田正は20試合に指名打者でも出場している。パ・リーグの他の指名打者出場者で優れた成績を残した選手がいないため、吉田正は指名打者として「ベストナイン」に選出した。

 ペナントレースでは3位に終わった楽天だが、一塁の鈴木大地内野手、二塁の浅村栄斗内野手、三塁の茂木栄五郎内野手と3人が選出。浅村は今季、打撃成績自体は奮わなかったものの、それでも屈指の二塁手であることに疑いはないようだ。

 最下位に沈んだ西武からも森友哉捕手、源田壮亮内野手が入った。森の「7.0」は、野手ではセ・リーグの広島・鈴木誠也外野手に次ぐ2位で、パ・リーグでは柳田と並びトップタイ。源田は圧倒的な守備力が、この総合指標も押し上げた格好だ。

 最多はオリックス、楽天の3人で、西武から2人、日本ハム、ソフトバンクから1人ずつ選出され、2位だったロッテからは0人という結果に。データで選ぶ「ベストナイン」と、実際の投票によって決まる「ベストナイン」に差異は生まれるか。その行方に注目が集まる。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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