筒香嘉智との再契約は「賢い考え」 パイレーツのオフの動きに米メディアが「A」評価

パイレーツ・筒香嘉智【写真:Getty Images】
パイレーツ・筒香嘉智【写真:Getty Images】

パイレーツは先発左腕ホセ・キンタナ、ロベルト・ペレス捕手と契約した

 パイレーツからFAになった筒香嘉智外野手は1年400万ドル(約4億5400万円)で残留した。レイズ、ドジャースでは苦しんだが、パイレーツ移籍後は43試合で打率.268、8本塁打25打点。来季は主に一塁手として起用される見込みでさらなる活躍が期待されている。米メディア「CBSスポーツ」は、パイレーツの今オフの契約状況について「A」評価をつけている。

 CBSスポーツはロックアウト前に結ばれた契約を基に各球団を格付け。チームの期待値に応じて評価したといい、その視点からするとパイレーツは「このオフ、良いスタートを切っている」とし、「A」をつけた。パイレーツは筒香と再契約したほか、今季途中までエンゼルスに在籍した先発左腕のホセ・キンタナ投手、インディアンスをFAになったロベルト・ペレス捕手と契約した。32歳のキンタナは今季、エンゼルスと1年800万ドル(約9億円)で契約し10試合0勝3敗でシーズン途中にウエーバー公示され、ジャイアンツに移籍。このオフにFAとなり、パイレーツと200万ドル(約2億2700万円)で契約した。2016年から4年連続2桁勝利の実績がある。同じくペレスとは1年500万ドル(約5億6700万円)で契約。2019、20年にゴールドグラブ賞を受賞しており守備力には定評がある。

 記事は「ヨシ・ツツゴウを連れ戻したのは賢い考えだ。ホセ・キンタナとロベルト・ペレスについては、貢献できる力が残されているか調べてみるのは問題ないだろう」と評している。

 さらにジェイコブ・ストーリングス捕手との交換トレードでマーリンズからザック・トンプソン投手、カイル・ニコラス投手、コナー・スコット外野手を獲得した。トンプソンは今季マーリンズで26試合に登板、ニコラスは昨年ドラフト2巡目指名の22歳、スコットは2018年同1巡目指名の22歳だ。

 他にA評価の球団はレイズ、ブルージェイズ、タイガース、レンジャーズ、メッツ。一方、最低のF評価を受けたのはアスレチックス、レッズの2球団となっている。メジャーリーグは今月2日にロックアウトに突入し、移籍市場も凍結された。今後解除されて市場が再び動きはじめた場合、どんな動きを見せるだろうか。

(Full-Count編集部)

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