MLB史上5人目「1試合全9ポジション」のロマインが現役引退 「ありがとうの言葉だけ」

現役引退を発表したアンドリュー・ロマイン【写真:Getty Images】
現役引退を発表したアンドリュー・ロマイン【写真:Getty Images】

2017年10月1日のツインズ戦で全9ポジションを守る

 メジャー史上5人目となる「1試合全9ポジション」を守ったアンドリュー・ロマイン内野手が10日(日本時間11日)、自身のインスタグラムで現役引退を発表した。「引退するにあたって野球を通した旅路を振り返ってみると、思いつくのは『ありがとう』の言葉だけだ」と感謝の言葉を綴っている。

 ロマインは2007年のドラフト5巡目でエンゼルスに入団。2010年にメジャーデビューを果たすと、その後はタイガース、マリナーズ、レンジャーズでプレーし今季はカブスで26試合に出場していた。

 タイガース時代の2017年9月30日(同10月1日)・ツインズ戦ではメジャー史上5人目となる「1試合全9ポジション」を達成。この日の試合では左翼手でスタメン出場し、2回は中堅手、3回は右翼手、4回は三塁手、5回は遊撃手、6回は二塁手を守った。7回にはキャリア初の捕手を務め、二塁手に戻り、8回は投手として1人の打者とだけ対戦して抑え、一塁手を守って試合を終えている。

 通算成績は609試合に出場し打率.233、11本塁打86打点だった。野球一家で父親のケビンは1985年から1991年までレッドソックスでプレー、弟で捕手のオースティンは今季カブスに所属していた。

(Full-Count編集部)

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