新天地で活躍するのは難しい? 今季は井納が大苦戦、近年のFA移籍選手の成績は…
ロッテに移籍した福田秀は2年連続で出場機会は減らす、澤村はRソックス移籍で大活躍
【2019年オフ】
・福田秀平(ソフトバンク→ロッテ)
2019:80試合166打数43安9本26点 .259
2020:62試合204打数44安5本19点 .216
・美馬学(楽天→ロッテ)
2019:25試合8勝5敗0S0H 4.01
2020:19試合10勝4敗0S0H 3.95
・鈴木大地(ロッテ→楽天)
2019:140試合527打数152安15本68点 .288
2020:120試合478打数141安4本55点 .295
美馬は1年目から10勝をマークし3年ぶりに2桁勝利をマーク。リーグ2位となった今季は6勝7敗と苦しんだが、21試合に登板している。鈴木大も昨年は全試合に出場し打率.295の好成績、今季も143試合と2年連続でフル出場し優勝争いに貢献した。福田秀は相次ぐ故障で移籍後は成績を残せず、今季はわずか4試合の出場に留まった。
【2020年オフ】
・澤村拓一(ロッテ→レッドソックス)
2020:35試合1勝3敗0S14H 3.41(巨人、ロッテの成績)
2021:55試合5勝1敗0S10H 3.06
・梶谷隆幸(DeNA→巨人)
2020:109試合433打数140安打19本53打点 .323
2021:61試合227打数64安打4本23打点 .282
・井納翔一(DeNA→巨人)
2020:17試合6勝7敗0S0H 3.94
2021:5試合0勝1敗0S0H 14.40
レッドソックスに移籍した澤村はリリーフ陣の一角として55試合に登板。チームは地区シリーズ、優勝決定シリーズに進出し大舞台での登板も果たした。梶谷は開幕スタメンも右手甲の骨折、腰痛など怪我に悩まされた。井納も開幕ローテ入りも不振で2軍生活を送りプロ入り最少の5試合、初の未勝利に終わった。
過去3年間を見れば怪我に悩まされ思った成績を残せなかった選手もいるが、ある程度は前年と遜色ない成績を残しているともいえる。FA選手の獲得に参戦する球団には年数、金額とある程度の契約内容が必要。新天地で期待以上の活躍を見せるのは中々、難しいようだ。
(Full-Count編集部)