又吉克樹の入団が決定 鷹が期待するリリーフ補強だけじゃない“相乗効果”とは?

FA権を行使してソフトバンクに移籍する又吉克樹【写真:荒川祐史】
FA権を行使してソフトバンクに移籍する又吉克樹【写真:荒川祐史】

三笠GM「有望な若手を先発に配置できる計算もできてくる」

 国内FA権を行使していた中日の又吉克樹投手がソフトバンクに移籍することが13日に決まった。この日、ソフトバンク側に又吉から入団の意志を伝える連絡が入り、三笠杉彦GMは「本人からホークスにお世話になるとご連絡いただきました」と明らかにした。

 頼もしいリリーバーの加入だ。又吉は今季66試合に登板して3勝2敗8セーブ33ホールド、防御率1.28の好成績を残したセットアッパー。三笠GMは「貴重な中継ぎとして、経験も実績もありますので、安心して任せられる投手としてみています」と語る。チームには守護神・森唯斗、セットアッパーのモイネロがおり、この2人に繋ぐ役割として期待を寄せている。

 又吉加入による相乗効果にも球団は期待を寄せる。ホークスには甲斐野央や泉圭輔、板東湧梧、津森宥紀、高橋純平、田中正義といった今季中継ぎで投げた投手たちがいる。このうち数人は来季も中継ぎを担うことになるだろうが、藤本博史監督は投手の多くを先発に挑戦させる考えを示している。

「こういう中継ぎで実績のある選手がいてくれるということで、有望な若手を先発に配置できる計算もできてくる。相乗効果としてあるかな、と思っています」と三笠GM。又吉が勝利の方程式を担うことにより、先発候補をより充実させることもできると見ている。来季のリーグ優勝奪還は至上命令となるソフトバンク。又吉の加入で救援陣の充実だけでなく、先発充実の効果も期待している。

(Full-Count編集部)

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