イチロー氏、足つるも17K完封 女子高校選抜と“ガチ対決”で最速135キロ、打撃は3タコ

「9番・投手」で先発したイチロー氏【写真:中戸川知世】
「9番・投手」で先発したイチロー氏【写真:中戸川知世】

4番・神野には2打席連続死球…帽子取り深々と頭下げる

 マリナーズのイチロー氏(会長付き特別補佐兼インストラクター)が結成した草野球チーム「KOBE CHIBEN」が18日、ほっと神戸で女子高校硬式野球選抜チームとエキシビションマッチを行った。イチロー氏は「9番・投手」でスタメン出場し投げては4安打17奪三振無失点の完封、打っては3打数無安打。試合は1-0で「KOBE CHIBEN」が勝利した。

 この日は全日本女子野球連盟と全国高校女子硬式野球連盟が主催する強化プログラムの一環として“イチロー軍団”が登場。硬式球を使用して行われイチロー氏は最速135キロの直球、スライダーなど変化球を操りガチンコ投球で打者をねじ伏せた。

 初回から3者連続三振を奪うなど手加減無用の投球。ピンチを背負う場面もあったが要所を締め4安打17奪三振、無失点での完封勝利。8回には右足がつるアクシデントもあったが、気合で乗り切り147球の熱投でマウンドを守り抜いた。

 相手4番の神野百花(福知山成美)には2回の第1打席で134キロの直球が左腕に、4回の第2打席でも抜けた変化球が左肘に当たり2打席連続死球。これにはイチロー氏も申し訳なさそうな表情を浮かべ、帽子を取り深々と頭を下げる場面もあった。

 試合は4回に1点を先制した「KOBE CHIBEN」が勝利。打撃では3回の先頭で迎えた第1打席は投ゴロ、5回の先頭で迎えた第2打席は二ゴロ、7回の1死一、二塁では一ゴロ併殺に倒れまさかの無安打に終わった。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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