FAでソフトバンク入りの又吉が入団会見「またこいつ投げてるの、と思われたい」

ソフトバンク入団会見に臨んだ又吉克樹【写真:球団提供】
ソフトバンク入団会見に臨んだ又吉克樹【写真:球団提供】

中日での8年間で400試合登板のタフネス右腕

 ソフトバンクは18日、中日からFA宣言していた又吉克樹投手の入団会見を福岡市内のホテルで行った。又吉は「タフさを前面に出して『またこいつ投げてるの』と思われたい」と、新天地での目標を口にした。

 ホークスの帽子を被った又吉は「入団会見を人生で2度やるとは思っていなかった。欲しいと言っていただけるのはうれしいこと。ルーキーの気持ちを思い出して1年1年大切にやっていければ」と心機一転。チームもリーグも代わることで「成長はまだ止まらない。もっと出来るのではないか。もっと自分とスタイルの違うチームで伸びしろを引き出したい」とさらなる成長を目指す。

 さらに「パ・リーグは力、速さで勝負してくる。セ・リーグで鍛えて来た自分のものがどこまで通用するか。僕は便利屋をやって来たので。『困ったときに又吉』で、言われればどこでも行く。その中で変わりのない存在になりたい」と意気込みを語った。

 同じ沖縄出身の選手とは親交も深い。「東浜(巨投手)は同級生なんですけど、5年くらい前の交流戦で対戦した時に『いつか同じチームでやれたらいいな』とご飯食べながら話したのを覚えています。東浜にまずは先輩としてよろしくお願いしますと言いに行こうかと思っています」と話すように、チームになじむのも早そうだ。

 又吉は2014年に四国アイランドリーグの香川から中日へ入団。今季までの8年間で通算400試合に登板し、41勝26敗10セーブ、143ホールド、防御率2.86の成績を残している。三笠杉彦GMは「沖縄出身ということもあって、ホークスと親和性が高い。球が速くて力で勝負する投手が多い中、セリーグで自分のスタイルを持って抑えて来た実績のある投手が入ることで、他の救援陣にもいい影響を与えてくれるのではないか」と獲得の狙いを話した。

(Full-Count編集部)

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