12年目荻野は2冠、杉本は6年目&島内は10年目…初タイトルを獲得したパの遅咲き選手

盗塁王4人のうち3人が初タイトル、ロッテ荻野は最多安打との“2冠”

 ロッテは2選手が盗塁王に。22歳の若さで快挙を達成した和田康士朗外野手は、支配下1年目の昨季はリーグ3位の23盗塁をマーク。今季も代走だけで21盗塁を成功させた。盗塁成功率.828は、4選手の中では最も高かった。また、史上最少の24打席でのタイトル獲得となった。

 荻野貴司外野手は盗塁王に加えて、169安打で最多安打のタイトルも獲得した。プロ入り後、度重なる故障に泣かされてきたが、12年目の今季は自身初の全試合出場を果たし、序盤からコンスタントにヒットを重ねた。10月30日の今季最終戦(対日本ハム)で24個目の盗塁を決め2つ目のタイトルも手にした。36歳での最多安打はパ・リーグ最年長、盗塁王はNPB最年長記録となった。

 日本ハムからは堀瑞輝投手が最優秀中継ぎのタイトルを獲得した。ショートスターターなどを任された2019年は防御率5.22、救援に専念した昨季も4.19だったが、今季はチーム最多の60試合に登板して防御率2.36。9月は9登板で9ホールド、防御率0.00を記録するなど42ホールドポイント(3勝、39ホールド)で、NPB最年少の23歳での最優秀中継ぎ獲得となった。

(「パ・リーグインサイト」和田信)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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