背番号「42」が持つ意味とは? 中日ブライト、西武タカハシ、阪神ケラーが続々決定

中日の入団会見に臨んだドラフト1位のブライト健太【写真:小西亮】
中日の入団会見に臨んだドラフト1位のブライト健太【写真:小西亮】

今季は9球団中7球団で外国人選手が背負っていた

 中日のドラフト1位・ブライト健太外野手の背番号が「42」に決まった。今オフに西武が獲得したボー・タカハシ投手、阪神が獲得したカイル・ケラー投手も「42」を背負う。

 MLBでは付けることができない「42」。黒人だけの野球リーグから1945年にブルックリン・ドジャース(現在のロサンゼルス・ドジャース)へ入団し、近代メジャーリーグ初の黒人選手として時代を切り拓いたジャッキー・ロビンソンの背番号だ。新人王や首位打者、盗塁王を獲得。批判に屈せずに、有色人種の門戸を開放した。1997年からMLB全球団で永久欠番となっている。

 デビュー日だった4月15日は「ジャッキー・ロビンソン・デー」と制定され、2009年以降は毎年、監督、コーチ、選手、審判が背番号「42」を付けて、ロビンソンを称える記念日となっている。

 NPBの「42」は今季、楽天、日本ハム、西武が空き番となっていたが、9球団中7球団で外国人選手が背負った。日本に舞台を移す際、助っ人たちはこの番号を希望することも多い。またガーナ出身の父を持つブライト健太は「この背番号の重みをしっかり感じてやっていきたい」と語っていた。

 誇り高き「42」。NPBで身に付ける選手たちの活躍に注目だ。

【表】燕・坂口や鷹・大関も… 12球団の背番号「42」は?

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